傘寿展
井上 妙子 
個展


■9月3日〜8日
■ 東京銀座 美術家連盟画廊展

 

 全日本美術協会(全展)理事の井上妙子さんが傘寿を迎え、その記念に自選30点による個展を開催した。
 井上さんは示現会の半田圭治に師事して油絵を始め、公募展に初出品したのが1976年だという。それ以降は、発表の場を全展に移して山内白葉氏の指導を受けるようになり、現場主義を標榜する現場取材に積極的に参加してきている。
 現場で6号〜10号を1時間で仕上げるという徹底した現場描き、入会後10年程の懐しい作品群を中心に、全展出品の50号3点も並んだ。その中より2点を挙げたが、「浅草六区」は、かつて松竹映画の常設館、大衆演劇場となった頃(H13)であろうか。幟をメインに場の賑わいが伝わる。もう1点は都電荒川線の尾久八幡前の現場取材だろうか。手前のポピーと神社の屋根に挟まれた都電を巧く配置した。共にカラフルな作品。他、海外旅行のホテルから描いたオペラハウス、上海テレビ塔なども。 (松)


 

THEあらかわ(F8)

浅草六区(F10)