第108回二科展

 

須藤 愛子

「Le Vent 風」

 

 なかきよのとおのねむりの_の良く知られた和歌を、声明のごとくつぶやきながら書き綴った。というが、誰も読めない。日々うつろう思いが筆線の太細強弱遅速になり、賦彩された赤は決して消えぬ情熱か。(中)