第61回一線美術会展

 

桶谷  律

「奏でる人」

 

 埴輪の連作。室内や卓上に飾られた埴輪でなく、土中に発掘された瞬間のような瑞々しさと、その頬には恥じらいさえ浮かべている。色調にも澄明感が増してきた。虚ろなその瞳には何が映っているのだろう。