第56回一線美術会展

一線美術会員賞・委員推挙

紫藤 康夫

「銚子長崎 」

 

 光あふれる、のどかな港の景が展開している。

空にはぽっかり雲が浮かび、壁も石堤も砂浜も光満ちている。

が、どこか現実感が希薄だ。それは筆致の、でろりとしたまったり感が喚起させて、一種異景となった。