第48回新協展

田中賞

「いそいで、どこへ」

田口 幸子

 

 うずくまる人物の脇を3人の男が駆け抜けていく。

背後の都会から逃げ出して、一体どこへ行こうとしているのか。

今日の誰もが抱くアテのない焦燥感を、グレーの諧調と卓抜な人間描写で抉った。(中)