第43回日展

 

鈴木 順一

「どうまんに聞く潮の声」

 どうまんは竹で編んだ大きな魚籠のようなもの。屋形船での競りの賑わいの後、陽に干している静かな情景に画家は惹かれた。明るく降る陽ざしも徒らに寂しく、詩心を呼び起こしてくるのだ。