第65回記念二紀展

奈須  豊

「女の記憶―想」

 

 白い椅子に後向きに凭れる裸女、というシンプルな道具立てだが、視点をずらし時間差を重層させることで、複雑なイメージを醸しだし、女体そのものの内なる世界を神秘的にまで深めさせてくる。上質な感覚。