今獅々 貴美子 展

― 刻 ―

●
11月7日(月)〜21日(月)
● 銀座・ギャラリーうちやま

 作家は自らの小宇宙(表現空間)を心の内に持っている。写実画家であれ、抽象画家であれ描こうとするイメージは心象的に昇華される。それが形と色彩をともなって空間に置換され、そして具現されるからである。絵画技術はその置換作業に他ならない。
 今獅々さんは、東京藝術大学油画科小磯教室を卒業しているが、大学入学前に現代美術研究所で川口軌外・山口薫教室に学んでいる。具象より心象・抽象に傾倒した今獅々さんの方向性のイズムは奈辺にあると思える。それが故郷徳島の原風景に回帰して現在の風趣ある作品に繋がっている。(松)

 

流れ 60.6×40.9

 

刻(雨後の原) 130.3×162.1