今獅々
貴美子 展
― 刻 ―
■ 11月8日〜13日
■銀座 兜屋画廊
〈作者からのメッセージ〉
制作途中、東日本大震災・原発事故。絵を描くことはと、自問自答する。
高校生の時、母の死に直面し、循環する自然の中の個であることを認識する。それが絵画の出発点となった。今、絵を描くことを通し、3〜12歳の頭の柔らかい子供達に自然を見る目、自然との共存を語りかけながら造形指導を続けている。………「極び庵」と名付けた小さなアトリエの壁に「吾唯足知」と竜安寺の蹲文字を書き、狭い世間の中で生活している私にとって、絵を描くことは、子供達に語りかけたものを精神的に表現し、自らを律する手段である。人生という乗り物、終着駅に向う車窓から見える一刻、一刻の心象風景を円環の中に表現する。終着駅の向こう、今を育む珊瑚のある深遠な海を夢見る。
徳島県生まれ。東京芸大油画科・小磯教室卒、日本美術家連盟会員。
