第40回記念元陽展
楠 敏彦
「カサブランカ」
臈纈に染め抜かれたように、滲む青の背景に白青の月。朧げな幻想空間に大輪の花を抱いたカサブランカが、清廉な色彩を帯びながら在る。簡潔な画面に盛り込まれた虚実が作品の深度を一層増している。