第32回近美展

会員優秀賞

石井 愛子

「浜辺の詩」

 誰もいない海辺、寄せては返す波の音だけが時を刻む。

素足を投げだして砂浜に坐す彼女の瞳は遠くへ投げ出され、いささかメランコリックな面ざしか。

描写力が確かであり、画面構成にもゆるぎがない。 (中)