第42回主体展

佳作作家

 

高橋 宣子

「セリ市にて」

 前足を踏ん張って逞しい牛の横顔が、やりきれないほど悲しげに見える。

セリで売られる身の悲哀は牛にだってあるのだ。

立派に育つほどに売れ行きの良い矛盾。

]後ろ向けの男の背中の表情もよくとらえている。