第103回二科展

森岡 謙二

「白いヴォールド」


 今年もまた、いささかミステリーである。人物の登場も稀だ。教会の尖塔を支える白いヴォルド(逆光で黒い)とステンドグラス、泥濘の地の聖の天、その空間に若い女人が姥の面で登場する。この世の混沌。(中)