第93回二科展

森岡 謙二

「赤いヴォールド」


 天上の神を目指してヴォールドは高みへ伸びる。が天蓋は破れ落ち、そこから蒼穹が望まれ、一匹の蝶が舞う。銹れ壊れゆく聖性ゆえに再び天恵への想いは増す。ダイナミックな構成に震える心。