第70回記念新世紀展

 

冨永 之廣

「湿原の草黄葉」

 

 和紙を細やかに切り重ねている。例えば秋の湿原を流れる小川、あるいは一樹の落葉が埋め尽くす湿原。それとも画家の胸中に漂う得体の知れぬ何ごとか。いずれにしてもこの『草黄葉』は美を秘めていそうだ。(中)