昭和会賞受賞記念
蛭田 均
 展

■3月5日〜13日 ■日動画廊(東京本店)
■3月22日〜30日 ■名古屋日動画廊

 日動画廊の主催する2005年の第41回昭和会展で昭和会賞を受賞した蛭田均氏の受賞記念展。
 居間の中の少女の佇まいを、甘美な情緒あるダブルイメージの色面で描き出す画風が氏の作品として定着してきているが、その空間構成の巧みさと相まって画面から一種の癒し系の波長が感じられる。少女の愛らしさを実に巧く捉えており、流石に愛娘のモデルの効果といえそうだ。
 氏は1995年、前田寛治大賞展で準大賞を受賞し、一機にブレイクした感があるも、その後ミレニアムに一年間文化庁芸術家在外研修員としてパリに滞在しており、画面に海外風景やフランス語の文章のコラージュも入るようになって一層空間構成に幅が出てきた。しかし、やがて愛娘も大人になる。その後の作品展開が気になるところである。  (松)

 



     「鏡を見つめる少女」
 30S