創作画人協会の新進作家として注目を集めていた千葉京子さんだが、田中路人氏が逝去された後退会され、今は無所属で自分の絵画の有りようを模索している。
以前は、迫力ある構成と色彩でいわゆる足し算的な作品が特徴で、ムーブマンと思いきったディフォルメがなされていた。テーマは『人間』であった。今も人がテーマとしてあるが、詳細は略化され、デザインティックにシンボリックになってきている。掲載の「ダンス」は正に新体操の演技を見ているようなスッキリとした肢体のしなやかさと空間の温かさがある。もう一点のシルバー・オン・シルバーシリーズのSMの小品「伏せる女」は、パソコンのCADのような三次元表示を彷彿とさせる。その内かたちが無くなってしまうかも知れない。行き着いた後が楽しみだ。 (松)
