第87回春陽展

進藤 妙子

「くさばな」

 かそけきものに心を寄せる、そんな心情が汲みとれる。太陽を描いても(昨年)暈を冠っているし、ことしの情景は月光の下であろうか。微風にそよぐ草花の、その気配に耳を傾け心を寄せる、美意識の在り処。