〜PLANTS〜 プラントアートの世界展 「化学プラントは生命体。高温・高圧の化学反応…手荒に扱えば牙をむく。化学プラントを描き始めて10数年。化学工業の技術者として、画家として格闘の日々」との作家のメーッセージがある。氏が本格的に絵画展に関わるようになるのは第80回春陽展初出品からであり、40歳の時である。今展に「夢幻」と題した初入選作が展示されていたが、人間の奢り・科学の暴走がもたらすであろう「文明の終焉」を暗示させる『恐れ』が描かれている。実際に現場を知るプラント技師だからこそ描ける世界であろう。 そうしたイメージ具現の視点が、複雑に絡まるプラント配管、様々な配線などに特化した構図の作品へと変化する。冒頭で述べられた生命体意識、実際の配管を参考にしながらも異次元の世界、プラント自身が変異、増殖を繰り返すのである。そうした作品の進化に伴い、07年「連鎖」、08年「増殖」、09年「成育」で春陽展奨励賞を連続受賞。わずか7年で会員推挙を受けた。掲出は最新作「生々流転」。3枚組で正に増殖変化中。配管を何かが動めく鼓動が聞こえる。(松)寸法:1650×4600mm(2015年)
〜PLANTS〜 プラントアートの世界展
「化学プラントは生命体。高温・高圧の化学反応…手荒に扱えば牙をむく。化学プラントを描き始めて10数年。化学工業の技術者として、画家として格闘の日々」との作家のメーッセージがある。氏が本格的に絵画展に関わるようになるのは第80回春陽展初出品からであり、40歳の時である。今展に「夢幻」と題した初入選作が展示されていたが、人間の奢り・科学の暴走がもたらすであろう「文明の終焉」を暗示させる『恐れ』が描かれている。実際に現場を知るプラント技師だからこそ描ける世界であろう。
そうしたイメージ具現の視点が、複雑に絡まるプラント配管、様々な配線などに特化した構図の作品へと変化する。冒頭で述べられた生命体意識、実際の配管を参考にしながらも異次元の世界、プラント自身が変異、増殖を繰り返すのである。そうした作品の進化に伴い、07年「連鎖」、08年「増殖」、09年「成育」で春陽展奨励賞を連続受賞。わずか7年で会員推挙を受けた。掲出は最新作「生々流転」。3枚組で正に増殖変化中。配管を何かが動めく鼓動が聞こえる。(松)
寸法:1650×4600mm(2015年)