● 8月26日〜31日● ギャラリー惣 春陽会会員・長谷川光一氏の恒例の銀座個展。春陽会の会場でひと際眼をひく作品であり、それが主に筆でなく指先で描いていることに更に驚く。プラントの設計、保全に関わる仕事から、プラントが意思を持ったらという「イフ」が制作の動機となった。 2019年6月開催の第6回青木繁記念大賞ビエンナーレ優秀賞受賞という大きな勲章も加わり、氏のプラントアートは新たな展開を見せ、人造人間や昆虫ほかの増殖能力を発揮している。今作「夢」にはアンドロメダ大星雲が描き込まれ、宇宙空間でメカ的意識を持つ複合体の「夢」を描いた。ある意味作家の夢想の具現化でもある。それにしても、配管やそれに繋がる機器の質感・光と影、不気味さは更なる深化をとげている。もう1点の「晩夏」は、猛暑に疲れ果てた現実とクロスするような機微がある。創造されたメカカブト虫と弛緩したプラントの荒廃状態が対照的である。ミニのプラント作品も魅力。 (松)
● 8月26日〜31日
● ギャラリー惣
春陽会会員・長谷川光一氏の恒例の銀座個展。春陽会の会場でひと際眼をひく作品であり、それが主に筆でなく指先で描いていることに更に驚く。プラントの設計、保全に関わる仕事から、プラントが意思を持ったらという「イフ」が制作の動機となった。
2019年6月開催の第6回青木繁記念大賞ビエンナーレ優秀賞受賞という大きな勲章も加わり、氏のプラントアートは新たな展開を見せ、人造人間や昆虫ほかの増殖能力を発揮している。今作「夢」にはアンドロメダ大星雲が描き込まれ、宇宙空間でメカ的意識を持つ複合体の「夢」を描いた。ある意味作家の夢想の具現化でもある。それにしても、配管やそれに繋がる機器の質感・光と影、不気味さは更なる深化をとげている。もう1点の「晩夏」は、猛暑に疲れ果てた現実とクロスするような機微がある。創造されたメカカブト虫と弛緩したプラントの荒廃状態が対照的である。ミニのプラント作品も魅力。 (松)