第84回国展 

山寺 重子

「季3―’10」

 

 昨年の明るい「気」から一転、黒々と暗重な思いがこもる。イメージは敗戦間近の空襲体験か。黒々とした闇夜の中に点綴する赤は焼夷弾の閃光であり、命を救った川か。流れは今日の世相に連なってくる。