第71回新制展

新作家賞

鈴木 幸子

「 開 」

 長い間封印されて大事にしまわれていた箱を開けた途端、見るも艶やかな着物が生き物のように飛び出してきた。

その上、柄の鶴が舞い始めた。古物が新しい命を得た喜びと驚き、そんな面白さがある。