第38回風土展より


藤田清照


● 9月25日〜10月1日

● 東京セントラルミュージアム銀座

 1978年創設された風会。藤田清照氏が本会に出品を始めたのは24年間のトルコ在住(絵画と親善大使も兼任)を終え、神戸に帰郷後しばらくしてのこと。17年程前ではないかと記憶する。以降本会を発表の場としてトルコ風土を彷彿とさせる作品、特に人物を中心に出品を重ねて来た。今年86歳になるが、まだまだ健筆ぶりを発揮しており、今展には「イスタンブール」「チュニス」「イスラマバード」「サマルカンド」「アレッポ」そして紹介の「コロンボ」と都市名を題した60号6点が並ぶ。トルコ時代、64ヶ国を巡ったので訪れた都市の印象を入れて今後も描いていきたいとお聞きした。
 コロンボはスリランカの元首都、国民の7割が仏教徒。藤田氏は人物の顔をブッダにと考えたが、日本を意識したひょっとこに。トルキーな香りにグラディカルな色彩表現が鮮烈。 (松)

 

コロンボ  油絵 F60