第77回第一美術展

 

「遠い日の幻影」

三澤 文人

 

 思い出のページを開けてその奥をのぞくと、さらに遠い日の自分の幼き幻影が見えてくる。

赤黒くやけた空、代赭色にあせた建物や黄色い光、そして尖塔と開きページが相俟って遙か天空をさす構成も巧み。