第53回一陽展

 

米山  渉

「相見如是相見如是(ショウケンニョゼ)」

 夕映えの空を背に、大雪渓のある峻な山が屹立する。

いくつもの山襞に生まれる陰翳は山の歴史を語るようだ。

題意を直訳すれば〈対面することかくのごとし〉となる。

対峙する山に己れの星霜が重なり合う。