第103回二科展

 

大隈 武夫

「仏陀を訪ねて」


 インド北辺のバラと駱駝の小村の人々の生活を描き続けた画家に、エローラは近しい存在であったろう。その石窟群の一つに横たわる大きな仏陀。涅槃像の周囲は剥落したか、仏陀のみが素早い筆致で強調された。(中)