第31回新芸術展

 

岩田 功

「終の時」

 

 夕照の中、湖面ばかりが赤黄に映え、葦原や雑木は闇に沈んでいる、神々しいとも寂寞の一瞬とも感じる一日の終り。

柵にもたれて凝っと佇む夫婦は何を思うか。

人生の晩節をしみじみ思わせられる。   (中)