第62回二紀展

上田 保隆

「赫々の刻」

 

  朱赤の深々とした層の広がりに黒い影があちこちに浮かんで何事か起こりそうな予兆をつくり出す。黒い影は良く見ると梟の飛影であり、梟はこの画家のモティフで赤は固有色。梟は自身であり、心の眼でもある。