第94回二科展
山口 真珠
「 高田の婆婆 」
戸外の陽溜りに杖をひく老婆、その背後の古い家屋のなかに横たわる二人の老婆。人体を簡潔に表現する線のしなやかさと家の屋根と柱の力強い描線の対照、加えて白の表情が奥深い。カンザシの朱色が効いた。