―COBRAを超えた太陽の画家―
中島由夫展
■ 2010年1月4日(月)〜2月7日(日) ■ 明石市立文化博物館
来年(2010年)は、阪神大震災から15年になります。スウェーデン在住で、明石にもアトリエを構えていたことのある中島由夫は、震災の年、神戸で個展を開催、元町商店街で絵を描くパフォーマンスを行い、被災者にプレゼントし、震災遺児のためのレインボーハウスに作品を寄贈するなどの活動を行ってきました。また、その時に描いた大作「地上からの陽」は彫刻の森美術館(箱根)に収蔵されました。昨年、震災時に激震地、長田で奇跡的に焼失を免れた大作を、修復し、ギャラリー島田の中島由夫作品とともに明石市に寄贈したことが経緯となって、明石市立文化博物館の全館をあげての明石市政90周年、阪神大震災15周年を記念した展覧会となりました。
私との関わりは1985年以降、毎年のように個展を開催してきました。ヨーロッパで「ジャパニーズ・ジャイアント」と呼ばれ、「コブラ(COBRA)」という、西ヨーロッパで起こった前衛芸術運動の後継者の一人として、まさに縦横無尽に活躍する中島由夫の日本では始めての公立美術館での個展となります。
1940年生まれ。12歳でゴッホに憧れ、画家となることを決意。15歳で初個展。徒手空拳、単身でヨーロッパに渡り、路上で絵を描き、パフォーマンスで人を騒がせ、そうした中で実力だけで生きてきた男。スウェーデンにアトリエを構え、春を待つ北欧の人たちの心を描き「北欧の太陽の画家」と呼ばれ、名声を確立した。
会期中は、トークや、大和舞の大和松蒔さんとのアートパフォーマンス、板橋文夫ミックス・ダイアモンド・トリオのコンサートでのライブ・ペインティングなど、趣向を凝らした催しがございます。
(ギャラリー島田
島田 誠)
