時空への標● 4月7日〜12日● BBプラザ美術館独立美術協会会員・伊藤弘之氏の卆寿展が神戸のBBプラザ美術館で開催された。同会場では2年前の米寿展に続いての大企画展となった。「人生の最終章に入る今、その生きざまと私なりの癒やしの空間を織り込んだカルーセルを〝螺旋上昇〟とし、昇華させたいと思っている」との作家の個展への意欲を、当館名誉顧問・坂上義太郎氏が挨拶文として紹介されている。揺るぎなき燃え続ける作家としての大きな意思が直截に感じられる。また、今展には7月に開院する兵庫県立西宮総合医療センターへの150号2点〈キルメスのカルーセル(2015年)、カルーセル春翔(2016年)〉作品と、善教寺『光の納骨堂』に収める作品もあり、そのお披露目を含め、作家の歩みをトレースした1960年の「謝肉祭」、1994年の「晏(あん)、灑(しん)」、2002年の「逾(ゆ)」など大作と自選の小品を併せた60点と作家コレクションも展示された。最新の「釈尊のさとり」を挙げた。原点となったカルーセルは作家の眼となって様々な国や街を巡った。日本に向けた眼はその象徴といえる「桜」を捉え、更なる心象風景にと昇華されたと言える。(松)釈尊のさとり 〈100S〉
時空への標
● 4月7日〜12日
● BBプラザ美術館
独立美術協会会員・伊藤弘之氏の卆寿展が神戸のBBプラザ美術館で開催された。同会場では2年前の米寿展に続いての大企画展となった。
「人生の最終章に入る今、その生きざまと私なりの癒やしの空間を織り込んだカルーセルを〝螺旋上昇〟とし、昇華させたいと思っている」との作家の個展への意欲を、当館名誉顧問・坂上義太郎氏が挨拶文として紹介されている。揺るぎなき燃え続ける作家としての大きな意思が直截に感じられる。また、今展には7月に開院する兵庫県立西宮総合医療センターへの150号2点〈キルメスのカルーセル(2015年)、カルーセル春翔(2016年)〉作品と、善教寺『光の納骨堂』に収める作品もあり、そのお披露目を含め、作家の歩みをトレースした1960年の「謝肉祭」、1994年の「晏(あん)、灑(しん)」、2002年の「逾(ゆ)」など大作と自選の小品を併せた60点と作家コレクションも展示された。最新の「釈尊のさとり」を挙げた。
原点となったカルーセルは作家の眼となって様々な国や街を巡った。日本に向けた眼はその象徴といえる「桜」を捉え、更なる心象風景にと昇華されたと言える。(松)
釈尊のさとり 〈100S〉