川辺 敏子  個 展

 

 富士美術協会(FAA)理事、川辺敏子さんの大阪での個展。前回の大阪個展から13年ぶりの開催と聞いたが、その頃の作品とはずいぶん変貌したと思われたに違いない。というのも、以前からファンタジーでメルヘンティックな世界を描いてきた川辺さんだが、最近はその世界にコラージュを取り入れ半抽象で心象的な空間を表現しようとしている。加えて時間的要素も感受できる。紹介の「春を待つ街」は紙と布をコラージュさせた作品だが、遥か彼方の時間空間から様々な楽しみが湧きだしてくるような、そんなイメージがある。同様40号の「星降る夜」、20号の「夏の思い出」、15号大の「月が見ていた話」はコラージュに加え、パステル、油彩がうまく調和した作品で、特にパステルの追描がおもしろい効果を出していた。15号から40号を中心として小品約15点の展観。 (松)

 

 

 

 

 

 

 

 

    ■ 4月4日〜9日  ■ 大阪市・エスパス446
      「春を待つ街」   20F