第37回元陽展展

 

須澤 重雄

「シントラ開成」

 城門をくぐり、いま並木をぬって馬上の二人は聖なる堂へ向かう、舞台の一シーンをみるような場面だ。

何といっても並木の彩り豊かな描写が圧倒的で、巧みな紫色の使い方の中にめくるめくようだ。