第93回二科展

 

 鶴岡義詮

「 静 」

 

 若い女体を描き続ける。冠りものを取り払い素面を見せた分、妖しさが退行し、背後の影と重なって女体からその内面へと視線は向かう。体を縁どるラインも朱から白への移向で静謐感も演出できていよう。