第89回二科展

 

 

中村 セツ子

「雪渓と天の川」

 

 青い夜空に大小の星群がまばたき、高山の渓谷に白く氷雪が残り、ふくろうが一羽舞う。

単純化された世界は、この画家独自の山陵や雪渓や星の描写によって、ロマンの甘味が抑えられ奥行きを深めている。