第90回記念春陽展

 

浦野 吉人

「石幢の前で」

 

 石幢とは故人の遺徳を偲んだり祭祀に用いられるのぼりばたやはたぼこの類か。簡潔平面構成の中に居並ぶ石幢と人々、そして空間に漂う厳粛な空気。死者生者ともにある尊厳への画家の眼差しを思う。(中野)