セイ・ハシモト 新作絵画展
−パリ、多くの細道−


● 11月20日〜26日
● 伊勢丹新宿店 本館6Fアートギャラリー

 

 新作家美術協会委員、サロン・ブラン美術協会副会長を務める橋本清一の個展。個展には通称としてセイ・ハシモトの名前が使われているが、こちらの方が一般的にポピュラーとなってきている。近年、伊勢丹新宿での晩秋開催、春の大阪開催が恒例となっており、パステル、ジグレー版画、油絵が出品される。パリ・モンマルトルにアトリエを構え、近郊の路地を歩き、その魅惑的な情景をスケッチ、パステルや油絵で捉える感性と技術は群を抜いており、多くのファンが氏の作品を待ち望んでいる。
 今展には火災前の「ノートルダム寺院」など10号大のパステル画14点、パステルのジグレー版画約20点、スケッチ4点に、「暮れゆく風車」「花カフェ」、紹介の「カフェの休み」など7点の油絵が並んだ。氏のパステルは独特の質感あるが、油絵は重厚で実存感がある。サクレクール寺院の見える路地、その一角の休日のカフェからの景だ。昼さがりの光と影、漂う空気感、賑わいの後の情緒が残響としてある。(松)

 

 

 

カフェの休み  油彩F10