第38回 佐藤美智子 = 個展=
花車で歓迎
毎年正月松の内に有楽町のギャラリー日比谷で個展開催を続けているが、新装工事で2年振りの発表となった。周知のとおり佐藤さんは太平洋美術会の大ベテラン作家、旺盛な制作意欲はまだまだ健在で、その2年間に南東アフリカ7カ国、パラオ、中国雲南、シーサンパンナ、リビアと周り、さらにブルターニュへと取材をしてきている。 194×146 cmの大作2点「国境線」(ベンガルの女達、マサイ族の女達)を中心にそれぞれ訪れた国際色豊かな作品が並び、更に2、3階はブルターニュ地方の水彩スケッチが壁面を占めた。紹介はパリ西方82キロの町VERNONでの取材作。あかるい日差しに花車の風情がなんともいえない叙情感を醸す。充実の展観であった。 (松)
■1月4日〜12日 ■ギャラリー日比谷