佐藤美智子 個展

 

「出舟の女」

 

 太平洋美術協会評議員の佐藤美智子さんの新春恒例の個展である。毎年世界を取材して風景の中の人と暮らしを作品として発表しているが、今回は2004年1〜2月の西アフリカ7カ国と金と奴隷交易の歴史の痕跡を訪ね、6月はチベット族自治州「シャングリ・ラ」へ。7月は黄河流域の黄土高原に広がる石窟寺院群を巡り、それらのデッサン、油絵小品群が昨年の太平洋展の大作「国境線ードゴンの歌人」を中心として並べられた。
 紹介の「出舟の女」は、ガンビエにあるベニン共和国の水上都市。そこでたくましく生きる人達と澄んだ自然を繊細なタッチで描いている。他、48度を越える暑さのガンダーラの「国境の花」、北魏時代の麦積山など。     (松)

 

  ■ 1月7日〜13日  ■千代田区 ギャラリー日比谷