- 100号を並べて -  栗山直子作品展 

 

たぶろう美術協会理事・同奈良支部長を務める栗山直子さんが奈良県の後援を受け、奈良県文化会館特別 展示室でこれまで発表してきた100号の作品ばかりを並べる個展を開催した。

 県が個人に後援するのは初めてとのことで、今回の大作展は栗山さんの一種回顧展的なものとなった。

 出品は十数年前のバレリーナ、裸婦から昨年出品のたぶろう展の作品まで28点。当初は背景まで塗りこめており、近年のキャンバス生地を残して対象のみ描く手法と異なっている。ここ10年ほどは、海外取材のスケッチをもとに作品が制作されているが、殆どが人物。それも栗山さんの視線はアメリカ、ヨーロッパには向かず、アジア、中近東、アフリカ等、いわゆる人間の坩堝に人が生きるという真実を描き出そうとしている。今後とも人物を描き続けると聞いたが、もう一度背景に語らせる試行もしてはと思うが如何なものか。ヴァイタリテーある制作姿勢が好感だ。              (松)

         ■9月9日■9月24日〜28日 ■奈良県文化会館特別 展示室                                         

    

作品「バレーリーナ」と「裸婦」の前で