第94回朱葉会展

 

村山 和子

「刻」

 

 驟雨一過、窪地に水溜りが生まれる。砂漠を吹く風は、巧みに不思議な造形をつくる。太陽は強烈で、かくぜんとした光と影を刻む。鳥影もなく、時は無常に流れるのみ。そこに人生を画家は重ねているのだ。(中)