第100回記念朱葉会展
村山 和子
「風の音ー2022」
鈍色の空に遠く生まれた一塊の雲がまたたくまに黒々と広がり、こんもりとした砂丘を覆い尽くす勢いで迫ってくる。その影が砂丘の陰翳を濃くし、強まる風音が吹き満ちる。不安感をせり立ててくる。(中)