第55回二元展

博尊賞

山田 宗輔

「消えゆく茅葺民家」

 

 里山に静かに、しかし悠然とたたずむ茅葺の民家。家も木々も丈高い草々のすべてが夕照の黄昏のなかにあり、畑仕事を終えた老婆がひとり、影を引きずっている。郷愁のロマンに精神の高みがある。(中)