― 民家を描いて・III
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山田 宗輔 洋画展
■2005年11月16日〜22日
■大丸心斎橋店 南館8階 アートサロン
二元会運営委員の山田宗輔氏の個展。所属の二元展ではもっぱら仏像をモチーフとして大作発表をしているが、茅葺き屋根の家々を日本全国取材し、「民家のある風景を描く作家」として多くのファンを持つ。
向井潤吉画伯に心酔した経緯を持つと思われるが、生活風習が都市化へと進む中、郷愁的な風情を残す対象は急速に姿を消しつつある。ある意味日本の古き良き時代を写真でなく作家の思いを込めた絵として残すということに大きな意義を見つけているのであろう。今回は十数点の展観となったが、これまでの精緻な所謂向井風の作品とは異なる2点を見つけた。1点は大胆なタッチを残した「雨季の日」、そして上掲の「菟田野の家」である。広い畑越しに防風林に囲まれた一軒の農家、手前のビニールの覆いが向寒の候を示唆する。吹き始めた寒風にそよぐ木々。それらの筆致が実に的確で空の空間に響いて心地よい。他「立山連峰と民家」、「白馬山遠望」、「山間の民家」等。(松)
