第54回二元展
辰 将成
「静かなる刻(1)」
芝の庭にやわらかな陽が射し、裸木が林立する片隅に石龕がポツネンと置かれ、椿が一輪落ちている。奥には四阿が佇み、かすかにオレンジの花がのぞいている。寂として音もなく、静かに刻が流れていく。(中)