星野正明 油絵個展


 二元会常任委員で、現在本部事務所を担当している星野正明氏の地元大阪での個展が昨年末開催された。
 星野氏は関西美術研究所で学び、いろいろな公募展に出品していたが、縁あって鈴木博尊に師事。二元会への初出品は1971年の10回からと聞く。鈴木師の影響もあり、風景画を一貫して続けているが、ヨーロッパを中心とした海外取材を積極的に実施し、近年特にカラリスト振りを発揮している。 今展もスペイン(トレド、セゴビア等)、フランス(オンフルール、マントン、トーレット、シャルトル等)の風景画25余点が並んだ。
 その中の一点「シャルトル」、79年に世界遺産に登録されたノートルダム大聖堂を見上げる構図で捉えた作品だが、爽やかな光と風を感じる仕上がりとなっている。手前の木々も色面タッチで巧く処理され、教会の尖塔に広がる空に視線を誘導している。
 他、南仏のピエス・オートの村の赤い屋根群の捌きにも注目した。   (松)

 

 

 

      ■ 12月15日〜20日 ■ マサゴ画廊(大阪市)
  
   「 シャトル(仏)」