第76回一水会展

 

辰巳 文一

「ヴエネツィアの夜」

 

 陽光あふれる水の都の昼の賑いから、夜ともなれば静寂につつまれ、灯火を映した運河が美しい光彩に満ち、歌声をのせて行き交ったゴンドラが櫂を休める。耀めく灯火が画心を誘い旅情を深める。(中)