第67回一水会展

「ブルージュの朝」  

辰巳 文一

 

 河畔の朝まだきのたたずまい。

静かでひっそりとしており、人影も見当らないが、少しも寂しくはなく、むしろ平和で穏やかな気分がある。

遠く紫にけむる木立ちや川面の表情ゆえであろうか。