斎
藤 誠 洋画展
斎藤 誠
二元会常任委員の斎藤誠氏の個展である。
昨年3月、東京銀座での個展に続くものだが、これまでの外国風景を中心とした作品から一転して、今回は一年以上かけて古都奈良を取材した新作40数点が出品された。
デッサン力もあり、改めてその描写センスを認識したが、紹介の「塔映」は足が止まった一点である。当麻寺の庭の池に塔が映り込んでいる切取り方、そして空間感が響いてくる。会場での写真の為、額のガラスへの映り込みは御容赦願いたい。また、「雲動く」と題した池越しに見える二上山連山の夕景の情感があった。四季、時間などを更に加味した日本の風景を期待したいと思う。 (松)
