山中宣明展
An anonym シリーズ


● 9月11日〜20日
● 六本木・Shonandai Gallery


 国立新美術館での二科展の開催に併せた、美術館近接のギャラリーでの個展。以前から山中絵画の作画理念を「カンディンスキー的アンフォルメル」と考えてきたが、自己心象の時間的展開が一番フィットするように思った。14年前の「THERHYME」(韻)シリーズから氏の大作を改めて見直すと、何れの作品にもサインがない。作品の発意に、例えば海、空、川、森林などの景のイメージが内在するのだろうが、制作過程は氏の独自の絵画空間に想いを紡ぎ定着させている。作品は正に山中宣明そのものなのである。だからサインはいらない。そう考えると2010年からの題「Ananonym」(偽名、匿名)が見えてくる。空、海、大地を繋ぐ水の心象、色彩の魔術的展開で魅了させる。(松)

 

 

 

 

 

 

An anonym 1

An anonym 3